里芋のぬめりの取り方と成分や栄養!煮物にするときは取らないとダメ?簡単な里芋の下ごしらえの仕方

皮を剥いたさといも

里芋のぬめりをとるためには、皮を剥いた里芋に塩を揉みこんでから水で洗い流します。

里芋のぬめりを取ることで、料理にぬばりが出たり吹きこぼれたりすることを防ぐことができますが、ねばりが気にならない場合は無理にとる必要もありません。

里芋のねばりの取り方や下茹での仕方、ねばり成分の栄養についてまとめました。

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里芋のぬめり取り 塩を使う方法

里芋のぬめり取りには、塩を使います。

まずは、皮をむいた里芋と塩をボールに入れ、里芋に塩をすりつけるように混ぜてから水で洗い流すことで里芋のぬめりが取れます。

里芋のぬめりを取ることで、汁物にねばり気が出ることや煮物の吹きこぼれを防ぐことができます。

また、皮をむく時は里芋のぬめりに注意が必要です。

特に、包丁がぬれていると手が滑りやすくなり危ないため、包丁の水気を拭いてから皮を剥くようにしてくださいね。

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里芋の下茹での方法

里芋の下茹では、塩でぬめり取りを行った里芋を水洗いした後、里芋がかぶるくらいの水に入れ、強火で2~3分茹でます。

ざるに取り、熱いまま40~50度のお湯で洗います。

下茹でもぬめり取りの効果があります。1度茹でてもまだぬめりが気になる場合は、もう一度水から茹でてください。

里芋を下茹でしておくと均一に火が通るため、煮物を作る際に味が染み込みやすくなります。

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里芋の下茹でを電子レンジでする方法

里芋の下茹では、レンジ(600W)で3~4分加熱することでも代用できます。

電子レンジ加熱は固くなりやすいので、まだ火が通っていない場合は数秒ずつ追加して様子を見て下さいね。

また、皮をむくのが面倒なら、レンジを使用して皮むきから行うことも可能です。

その場合、皮のついた里芋の中央へ包丁で1周切れ目を入れ、電子レンジで5~6分加熱をします。

里芋が熱いうちに切れ込みからつるんと皮がむけますよ。

冷めるとむきにくくなるので、熱いうちに行うのかポイントです。

火傷に気を付けて、ふきんなどで包んで行うと良いでしょう。

里芋を見た目よく仕上げるなら茹でる方がおすすめですが、里芋の形が残らないコロッケなどの料理なら電子レンジで下茹でしても十分美味しく調理できます。

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レンジで下茹でした里芋はぬめり取りは必要ない?

レンジで下茹でをした里芋のぬめり取りは必要ありません。

そもそも、ぬめりは食物繊維の成分です。体にとっては栄養になります。

ただ、汁物や煮物に調理するのであれば、汁が濁ったりねばりが出たりと見た目には良くないかもしれません。

味には問題ないので、ねばりが気になるのであれば電子レンジよりも茹でた方が良いでしょう。

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里芋のぬめりの成分と栄養

里芋のぬめりの成分は「シュウ酸」です。里芋触ると手がかゆくなるのも、この成分が原因です。

シュウ酸は水にぬれることで流出します。そのため、ぬめりが出ないようにするには、里芋を乾かしたり水分をふき取ってから扱うのが良いでしょう。

里芋は炭水化物が主成分ですが、他のイモ類と比べると58kcal/100gと低カロリーです。

主な成分は、カリウム、ガラクタン、グルコマンナン、ビタミンB群です。

カリウムはむくみに効果的で、血圧低下作用があると言われています。ガラクタンとグルコマンナンは食物繊維で、消化を促進したり腸を整えたりする働きがあります。

ビタミンB群は、皮膚や粘膜の再生を助ける効果があると言われています。

どれも女性にうれしい成分ですよね。

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里芋のねばりの取り方と下処理 まとめ

里芋のねばりは塩を使ってとることができます。

普通は、里芋の皮をむいてからねばりを取りますが、固い里芋の皮を剥くのが大変な場合は、皮がついたまま茹でたり、電子レンジで加熱すると包丁を使わずに手で簡単に皮を剥くことができます。

下茹でしてから皮を剥いた場合は、調理したときにねばりが出てしまいますが、ぬめりや見た目が気にならないような料理の場合は、下茹でしてから皮を剥いた方が簡単です。

お客様用の煮物など見た目が気になる場合は、皮を剥いて塩でぬめり取りをしてから調理してくださいね。

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