油性ボールペンがカバンや洋服、プラスチック製品についてしまったら、なるべく早く落とすことが大切です。
革製品の場合はインクリムーバー、合皮の場合は界面活性剤を多く含んでいる洗剤で落とすことができます。
革製品に油性インクがついてしまったときの落とし方や、洋服や壁紙、プラスチック製品についた油性ボールペンの消し方についてまとめました。
インクを落とす過程で、素材を痛めてしまったり色落ちしてしまうこともありますので注意も必要です。
スポンサーリンク
革や合皮についた油性ボールペンの落とし方
合皮や革製品に書かれたボールペンの落書きは落とすことができます。
ボールペンには油性と水性がありますが、今回は油性についての対処法をご説明します。
水性ボールペンだと対処法が異なるので注意してください。
合皮の場合
合皮の製品に油性ボールペンのインクがついてしまった場合は、界面活性剤を多く含んだ洗剤で落とします。
手順
- 洗剤の原液をペーパータオルにつけてこすりながら落とす。
- ペーパータオルにインク汚れがついてくるので、新しいペーパータオルに交換しながら①を繰り返す。
- 落ちにくい場合には、洗剤をしみこませたキッチンペーパーを汚れの上にのせて5~15分ラップをする。
- 湿らせたタオルで数回に分けて、汚れと洗剤が残らないように拭き取る。
- 乾いたタオルで水分が残らないように拭き取る。
革の場合
革製品に付いてしまった油性ボールペンのインクは、インクリムーバーで落とします。
革製品の場合は、エタノールや中性洗剤などは使用できません。
インクが溶け出して汚れが広がってしまう恐れがあるからです。
手順
- インクリムーバーを使用し、消しゴムのように汚れを消す。
- 汚れが消えた後、革専用のクリームがご家庭にお持ちであれば、それを薄く塗る。
スポンサーリンク
油性ボールペンが服についたときの落とし方
油性ボールペンのインクが洋服についてしまった場合は、消毒用エタノールを使ってインク汚れを落とします。
色柄物の洋服の場合、変色してしまうことがあるので洋服の目立たないところで、色が変わらないことを必ず確認してから試してみてくださいね。
手順
- 消毒用エタノールを洋服の目立たない部分に少し付け、色落ちや変色がないか確認する。
- 洋服の汚れた方を下に向けてあて布をする。
- 消毒用エタノールを新しい布につけて汚れ部分にトントンとたたくようにし、汚れが下のあて布に染み出るように汚れを落とす。
- エタノールが残らないように水でよくすすいだ後に洗濯機で洗う。
白衣についた油性ボールペンの落とし方
白衣やナース服などの、白い洋服にインクの染みが付くと目立ってしまいますよね。
病院に置かれている消毒用エタノールときれいな布があれば落とすことができます。
手順
- 消毒用エタノールを白衣の目立たない部分に少し付け、色落ちや変色がないか確認する。
- インク染みで汚れた部分の下にあて布を1枚する。
- 汚れた部分に消毒用エタノールを少しずつ垂らしその上からあて布を置き、裏からたたいてインクをあて布に移す。
- ③を繰り返しインクが布に染み出してこなくなったら、水洗いをし洗濯をする。
スポンサーリンク
壁紙についた油性ボールペンの落とし方
壁紙は様々な種類があるため全ての壁紙に適用されませんが、ツルツルした壁であれば、消毒用エタノールとメラミンスポンジを使ってインクを落とすことができます。
手順
- 消毒用エタノールをコットンに含ませ、壁紙についたボールペン染みに10秒程押し当てる。
- そのまま優しく拭き、湿らせたメラミンスポンジでゆっくり擦る。
プラスチック製品についたインク汚れの消し方
プラスチック製品についてしまった油性ボールペンのインクは、プラスチック消しゴムでインクがついている部分を強くこすります。
消しゴムで落ちない汚れは、中性洗剤で拭いてからベビーオイルやオリーブオイルをつけた柔らかい布で擦ります。
油性のインクは油で溶けるので、大抵の油性インクの汚れは消すことができます。
エタノールやマニュキュアの除光液、シンナーやベンジンなどでもインク汚れを消すことができますが、素材を痛めてしまう恐れがあるので気を付けてくださいね。
スポンサーリンク
油性ボールペンの落とし方 まとめ
ボールペンがついてしまった時は、迅速に対応することが1番です。
毎日忙しくしていると、ボールペンで染みを付けてしまったということは起きてしまいますよね。
これら紹介させていただいた方法はどれも色落ちや素材を痛めてしまうリスクはあります。
必ず目立たない場所で試してみてくださいね。
そして優しく擦るようにしてください。