すでに印刷されている市販の喪中はがきを購入すると、故人との続柄や名前をどこに入れたらいいか迷ってしまいますよね。
市販の印刷済みの喪中はがきを出す場合、故人の情報を入れずに出してしまって、受け取った人に失礼にならないかも心配です。
印刷済みの喪中ハガキの書き方や、故人との続柄や名前を追加で記入する場合の文例などを紹介します。
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喪中はがきの文面に続柄や名前なしでもいい?
既に印刷されている喪中はがきに、故人の続柄や名前が明記されていなくても、失礼にはなりません。
一般的には書いて出す事が多いですが、喪中はがきには、故人との続柄や名前をかかなくてはいけない決まりではありません。
印刷されている市販のものは、当たり前ですが故人の続柄や名前が書いていません。
そもそも 喪中はがきとは死亡通知ではなく、身内に不幸があり喪に服すため新年の挨拶が出来ませんが宜しく…といったような詫び状の意味をもちます。
なので故人の情報は必須ではなく、書かなくても良いのです。
特に、喪中はがきを出す相手があまり親しくない場合であれば、気を遣わせないためにも故人の情報は書かないで出すこともありますが、親しい仲であれば誰が亡くなったか分からず ショックを受けたり非難されることも想定されます。
訃報を喪中はがきで初めて知らせる時にはちょっと注意が必要です。
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喪中はがき印刷済みの書き方
喪中はがきに、故人との続柄や名前は書かなくても失礼にはなりませんが、追加して書いても大丈夫です。
もし書く場合には、空いているスペースがある文末に書くようにします。
書き方の例をご紹介します。
◯◯(続柄)◯◯(名前)が◯月◯日に
◯◯歳で 永眠いたしました
令和 ◯年◯月
と書くようにします。
やはり一言付け足すと、貰った側も分かりやすく、訃報を知ることが出来ますね。
またコメントも付け足して書く事も可能ですが、いくら親しい仲でも、砕けた内容やお祝い事、レジャーに関する事は書かないのがマナーです。
時間がなく 市販の印刷された喪中はがきに、故人の情報を明記したい場合には、後ろのスペースが空いているものや、あとからでも故人の情報を書き足せるような仕様の文面の喪中はがきも販売されているので、そのようなものを購入すると良いでしょう。
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喪中はがきの宛名は薄墨で書く?
弔事は全て薄墨で書く、という印象がありますが、宛名までは薄墨で書く必要はありません。
薄墨は「訃報をきいて 涙のため墨が滲んでしまった、 あまりにも突然の出来事で十分に墨をすることが出来なかった」という大切な人を失った悲しみを表しています。
香典の際や、喪中はがきの文書には薄墨で書く事が多いですが、 住所まで薄墨で書くとなると、自分の住んでいる場所ですから、貰った方はなんとなく嫌な感じになる人もいます。
また高齢の方や、郵便配達する人がとても見づらく間違えてしまうこともあるので、弔事のマナーと宛名は切り離して考え、ハッキリとした黒墨で書いた方が良いです。
もちろん、宛名も文書も薄墨でも黒墨でも、出す人次第という部分もあるので、よく考えて決めるといいですね。
市販の印刷済みの喪中はがきを書くときのマナー まとめ
喪中はがきには故人の情報は書かなくても失礼にはなりません。
市販の印刷済みの喪中はがきを使い、故人の情報を書き加えたい場合は、空いた最後のスペースに、名前や続柄、年齢を書きます。
文面は薄墨でも黒墨でも大丈夫ですが、宛名は薄墨を使わずハッキリと黒墨で書くようにします。
喪中はがきには、絶対にこう書かなくてはいけないという決まりはないので、貰う側への配慮を忘れずに書き方を決めるといいですね。
これから印刷された喪中はがきを購入しようと考えている方は、参考にしてみてください。