金柑の特徴として、皮ごと食べられるということがあります。
皮やわたなどに含まれている成分を摂取できるので、とても体に良い食材です。
特に注目されている栄養素は、ビタミンC、ビタミンE、ヘスペリジン、食物繊維です。
- ビタミンC(免疫力・粘膜の強さの向上、抗酸化作用、抗ストレス作用など)
- ビタミンE(血流を良くする、女性ホルモンの分泌調整、生活習慣病の予防など)
- ヘスペリジン(コレステロールや血圧の低下、血管の教科、抗アレルギー作用など)
- 食物繊維(デトックス効果、腸内環境改善、免疫力向上など)
これらの健康効果があると言われています。
健康に良いと言われている金柑ですが、食べ過ぎには注意が必要です。
生の金柑であれば、1日5個くらいまでにしておいてくださいね。
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金柑の栄養や効果
金柑には疾病予防や便秘改善、ダイエットや美肌効果など健康な体づくりに大切な多くの栄養素があります。
また、咳止め効果を期待できるシネフリンや、血流改善作用や中性脂肪を低下させる効果があると言われるヘスペリジンなどの栄養素が含まれています。
このヘスペリジンは柑橘類の皮の部分に多く含まれる成分です。
このことから、皮ごと食べる金柑はヘスペリジンの摂取にぴったりな果実と言えます。
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金柑は一日何個まで食べていい?食べすぎると?
先ほどお伝えした通り、金柑は健康に良い食べ物ですが、どのような食べ物にも過剰摂取は害になります。
金柑も食べすぎには注意が必要です。
食べ過ぎると、舌や唇の痺れ、糖分の過剰摂取、消化器官の不調などが起こることがあります。
これらの症状には個人差があるので、これ以上食べたらダメという明確な基準はないのですが、1日に生の金柑であれば5個、砂糖を加えてアレンジをすると2個までにすると良いと言われています。
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金柑の食べ方
金柑に馴染みがなく、調理の仕方が分からないという方が多いのではないでしょうか。
基本的に金柑がまるごと食べるのが通常であるため、皮のまま生で食べるのがおすすめです。
しかし、金柑独特のほろ苦さが苦手な方もいらっしゃいますよね。
そんな方でも食べやすい金柑のアレンジレシピを3つご紹介します。
金柑の甘露煮
金柑の甘露煮は、金柑の渋みや苦みを軽減し、ひと手間かけることで甘味を楽しめます。
生の金柑は痛みやすいのですが、甘露煮にすることで2週間程度保存ができます。
金柑のコンポート
金柑のコンポートは、肉料理の付け合わせやヨーグルトと一緒になど、様々な料理に合わせて使えます。
スパイスの量や種類はお好みのものを使用できるので、ご自宅でお好きな味に作ることができます。
金柑のチーズタルト
金柑のチーズタルトは、金柑のほどよい苦みと酸味を活かした料理です。
先ほどご紹介した甘露煮やコンポートを使用して調理ができます。
濃厚なチーズと金柑の相性がとても良いです。
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美味しい金柑の見分け方
金柑をより美味しくいただくために、美味しい金柑を見極める4つの方法も一緒にご紹介します。
- 皮の状態:ハリと艶があり、傷がない
- 皮の色:濃い橙色
- 果実の重さ:しっかりと重みがある
- ヘタの状態:鮮やかで枯れていない
販売されている金柑を買う場合は4つのポイントをチェックしながら、美味しい金柑を選んでくださいね。
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金柑の旬の時期
金柑の旬は1月中旬頃から3月上旬までと言われていて、主に冬の食べ物です。
2月頃が出荷の最盛期です。
収穫量が最も多いのは宮崎県、続いて鹿児島県、佐賀県と九州地方が多くなっています。
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金柑の保存方法と保存できる期間
金柑を美味しくいただくためには、追熟させたり、乾燥しないように保存袋に保存します。
完熟前の金柑は、常温で2週間、完熟後は1週間を目安に食べます。
冷蔵の場合は、野菜室に完熟前で3~4週間、完熟後は2週間が目安になります。
1番長持ちさせる簡単な方法は冷凍保存です。
しかし、冷凍した金柑は、解凍するとベシャっとしてしまうので、甘露煮やジャムにして食べないと美味しく食べられません。
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金柑の栄養 まとめ
金柑は皮が薄く甘味がある最小サイズの柑橘類です。
様々な栄養素が含まれており、これから寒くなる季節には取り入れたい食材です。
しかし、食べ過ぎると口が痺れたりお腹がくだすことがあるため、適量を美味しく食べてくださいね。